双極性障害2型になって、一番苦しめられたのは焦燥感でした。

社会人になってから、私は周りに上手く適応できず、何度も転職して疲れ切っていました。早く自分の道を見つけたいと思えば思うほど、どうしたら良いのかわからなくなって。ジッとしていても、ジタバタしても、時間が過ぎていくこと…。それが怖くて怖くて仕方ありませんでした。

周りの人はどんどん自分の道を見つけてキャリアを積んだり、結婚して子育てに突入したりしている時期。それなのに、私は一体なにしてるんだろう…。こんなに悩んで頑張っているのに、他の人のように上手くいかないと思い詰め、本当に苦しい日々が続きました。

でも今は、その時に比べてだいぶ焦らなくなったように思います。なぜなら、双極性障害2型のことを知って、焦燥感も症状の一つだと学んだからです。

年齢的なことなど焦る理由はあるにせよ、私の焦り方があまりに極端すぎるのは、きっと病気のせい。焦っても良いことはないのだから、まずは落ち着こう、と何度も自分に言い聞かせました。

そこから長い時間をかけて、少しずつ少しずつマイナスからゼロに戻し、出来ることを増やしていきました。マイナス=仕事も、お金も、友達も、自信も、周りの信用も、生きる気力もなくなってしまった状態。そこからの再スタートです。

とても辛かったけれど、一度完全にいろんなことを諦めて、病気について学びながら自分を見つめ直せたのは、これからの人生にとって必要なことでした。

例えば私の場合、周りと比べて体力がないことが一つ焦る要因になっていたのですが、みんなが週5日働いているからといって、同じようにする必要はないと割り切りました。

そのときの状態で出来る日数だけ働く代わりに、趣味に使うお金や服飾類を節約したり、住まいや食事や一時的な生活費を家族に頼ったり…。結局その方が長く仕事を続けられる分、すぐ辞めてマイナスに戻るよりマシだと気づいたのです。

そして、ちょっとしたことでもプラスと捉えることが出来るようになったのが、私にとって大きな学びでした。具体的には、料理をして家族に「美味しい」と言ってもらえたり、一週間仕事を休まず行けるようになったり…。そういうことを当たり前だと思わず、きちんと喜んで自分を褒めるようにしていました。

また、目移りしすぎて決断できない性格も、物事が進まず焦る要因となっていたのですが、割り切って選択肢を狭めた分、その中で工夫して楽しみを見つけられるようになりました。

例えば、服飾類はバーゲンと古着とファストファッション以外では一切買わないように決めたら、それだけで迷ってしまうストレスから解放されました。仕事も同じで、その時に一番必要なこと(勤務日数、仕事内容など)を決めて、その環境で働けることをありがたいと感じるようにしたら、気持ちに余裕が生まれて続けられるようになりました。

やがて、そういった生活の積み重ねが生きていく自信となり、次に進む力をくれると共に、落ち込んだときにも心の支えになっていきました。もちろん、積み重ねたものがガラガラと崩れていくような感覚に陥ることも多々ありましたが、俯瞰して見れば、それでも数ミリは何かが残り、ほんの少しずつ生活が以前よりマシになっていました。

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Comment
はじめまして。こんにちは。

同じ、双極2型のものです。

やはり、いろいろと共感するところがありますね。

ご紹介の書籍。
私も、とても辛い時期に、繰り返し読み込んだものが何冊かあります。

とても頑張っていらっしゃいますね。

私も、主人と(動物たちはたくさんいますが、人間は..)二人暮らしです。

あまり無理なさらぬよう、睡眠をしっかりとって、
お互い、より穏やかに生きていきましょうね。

ゆっくりでよろしいので、またのんびりとブログ続けていってください。

応援しています。

             mimanon

  • mimanon
  • 2017/05/25 14:40
mimanonさん
初めまして。コメントありがとうございます。
共感していただけて嬉しいです。
共感というのは、病気が辛いときに最も救われたことの一つかもしれません。
今は辛い時期ではないけれど、やっぱりありがたいことだなぁと思いました。

動物を飼っていらっしゃるのですね。
そういえば、私が辛いときに目標としていたことの一つは、猫を世話できるくらい回復して、迎え入れることでした。
結局、アレルギーがあったり住まいがペット不可だったりしてその夢は叶えてないんですけど、もし条件が合えば、今なら実現できる気がして。
ここまで回復していることに、時の流れを感じました。


これからもゆっくり更新していこうと思いますので、時々見にきてくださいね。

  • 33
  • 2017/05/26 12:29





   

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